トランプの軍師。バノンが誓う「打倒エスタブリッシュメント」
2016/11/17
グローバル化の腐食作用
米次期大統領に決まったドナルド・トランプが、スティーブン・バノン(62)を首席戦略官・上級顧問に起用した。
それはアメリカ政治の周縁に位置してきた極右愛国運動を、中核に格上げする措置に等しいと、トランプ批判派は次期政権の方向性に懸念を募らせている。
バノンは8月にトランプの選対本部会長に就任するまで、ニュースサイト「ブライトバート」を運営していた。
プレミアム会員限定の記事です
今すぐ無料トライアルで続きを読もう。
オリジナル記事 7,500本以上が読み放題
オリジナル動画 350本以上が見放題
The Wall Street Journal 日本版が読み放題
JobPicks すべての職業経験談が読み放題
トランプ氏を語る時、よく「エスタブリッシュメント」という言葉を目にすると思います。この言葉を日本では誰も説明しないので説明すると、この言葉は単に「上流階級」とか「支配階級」という意味ではなく、「リベラルに迎合して自分の利益だけを追求し、うまい汁を吸っている連中」という意味がある、と言われています。
かつてこのエスタブリッシュと戦って勝ち抜いたのはレーガン元大統領で、それでトランプ氏自身も「私はレーガンの再来だ」と言っているんです。
ちょっと待って!この人、日本でいえば「ネトウヨ」の親玉にあたる人。打倒エスタブリッシュメントなどと、カッコいい言葉で書かないでほしいものです。
エスタブリッシュメントの牙城を崩すのは、とても周到で老獪な政治手腕が必要なので、少なくともこの人にはできないと思います。トランプが、古い財閥などを背景にした「普通の共和党政権」になっていく過程で、「怒れる白人労働階級」にいい顔をしておくために、「見せ金」としてこの人を出しておくということではないかと思っています。遠からずスキャンダルを起こして、いろんな責めを負わされて放り出されるのではないかな・・
格差の拡大を止められなければ、行き着く先は革命、というのは人類の歴史です。格差の上の方の方は首を洗って置かないといけません。アメリカは歴史として、革命を経験していない。
マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか