東京メトロ、スタートアップと「未来の東京」創造へ ベンチャーを生かせるのは大企業
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注目のコメント
オープンイノベーションの時代。
大企業の中で、AIやディープラーニングなどの新規事業は、経験値がないことが多いです。社内の新規事業部では、時間もかかります。
タイトルのベンチャーを生かせるのは大企業というよりも、大企業が生き残るためにはベンチャーの力を借りることが必要な時代。だと思いますね。東京メトロのさまざまな経営資源と、社外の経営資源やアイデアを組み合わせることにより、「東京の発展に寄与する新しい価値を創造」することが、このプログラムの目的とのこと。以下の7つの経営資源を提供。各社の直接的なサービスの売り込み等は認めないらしい。同様のプログラムは、東急電鉄や西日本鉄道も実施してるらしい。
・1日延べ707万人存在する利用者へのアプローチ
・東京圏における195.1kmの鉄道ネットワーク
・都心部を中心とした地域の玄関口である179の駅
・337編成(2728両)の車両
・駅構内店舗、商業ビルなどの関連事業施設
・駅構内広告、デジタルサイネージ、公式サイト、「東京メトロアプリ」、フリーペーパーなどの各種媒体
・鉄道運行などに関して東京メトロが保有する様々なデータ
・その他インフラ企業の持つ貴重な経営資源を活かすアイデアを外に求める動き、いいですね。記事の経営資源には挙げられていませんでしたが、笑い事ではなく、安定したキャッシュフローもインフラ企業の貴重な経営資源のひとつです。
インフラ企業側も「縮小日本」で生き残る道を探しているのでしょうから、喫緊の課題ではないにせよ困っているのでしょう。ちょこちょこビジネスにとどまらない、インフラを押さえているからこそできる事業が求められていると思います。
スタートアップが出てきたときにメトロ側が機動力高く動けるかが試されると思います。本企画を立ち上げたことは大きな一歩。ここから先も柔軟性高く動けることを、期待しています。
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