「やる気」の正体って何?心理学から見る、仕事のモチベーションを上げるコツ
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やる気=モチベーションを理解するには、モチベーションの定義が必要だと思います。
分かりやすいのは、テンションとの対比です。
テンションとモチベーションの違いは対象があるか否か。
テンションは対象が何もない単なる「気分」ですが、モチベーションは特定の対象に対しての「意欲」になります。
だから、仕事にはモチベーションが低いが、趣味にはモチベーションが高い、ということがありえます。
V.ブルームは期待理論の中で、モチベーション=対象の魅力×達成可能性と定めました。
文中の自己効力感は主に達成可能性に影響しますが、対象の魅力を高めることでもモチベーションは高まります。
この仕事をやり遂げたら、自分にも他人にもこんないいことがある、と朝起きて想像すれば、対象の魅力が高まり、昨日よりモチベーションの高い1日が過ごせるかもしれません。稲葉道明さんの解説がとてもすばらしいので、少しスピリチュアルな面から補足させていただきます。
まず、自己肯定感が高いと自然と自己効力感が高まるのでやる気も出るし失敗してもへこたれずに何度も挑戦できるので本当にいつか目標を達成してしまいます。
「こんなに素晴らしい私なんだから、頑張ればいつか必ず達成できる」という感覚ですね。
でももしそれらがまだ十分にないときでも、イメトレによって脳をだます方法があります。脳は信念を体験に変える働きをしていて、イメージと現実の区別はしません。つまり成功するイメトレを重ねていくと"なんか出来そうな気がしてきたな"という自信(自己効力感)がついてきます。
このようにイメトレで先に自己効力感を高めておけば成功率も上がりこれを繰り返していけば成功体験が増えていくので、やがてそんな自分を好きになり自己肯定感が高まっていきます。そうしてある程度まで自己肯定感と自己効力感が高まれば後は前述の通り自動的に色々と上手くいきます。
<追記>
femto.さん、もしも恋人が失敗して落ち込んでるなら何と声をかけますか?同じ言葉を自分にもかけてあげれば良いと思います。「自己効力感」は、モチベーションのアップにとても重要。
最も大事なのは、まずは、確実にできることにチャレンジし、やり遂げること。
そうすると、「自己効力感」が少しアップし、さらに次の目標にチャレンジする意欲がわきます。
避けるべきは、できないことをやろうとして挫折すること。
そうならないために、まずは、ものすごく簡単なことから始めるべきです。
私のクリニックでは、極端にヤル気を喪失した受験生の場合は、
まずは、第一段階として、10分間、イスに座る訓練をさせています。
これだって、やり遂げれば、「自己効力感」がアップします。
こうして段階を経て、本格的な受験勉強に戻していくんです。
一足飛びは厳禁です。
以下の弊院のホームページで少し解説しています!
https://goo.gl/W90b8G