北朝鮮、ミサイル発射に失敗か 中距離弾道「ムスダン」と米韓
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注目のコメント
今回の中距離弾道ミサイルムスダンの発射については、幾通りかの見方をしておく必要があるだろう。
1)最も自然な見方は、北朝鮮は当面、中距離弾道ミサイルの信頼性確立のために注力する、というものだ。
9月5日、準中距離弾道ミサイル・ノドン(もしくはスカッドER)の移動式発射装置(TEL)からの同一海域への3発同時発射は、北朝鮮が準中距離弾道ミサイルについて信頼性を獲得したものとみなすことができる。
北朝鮮が、次に中距離弾道ミサイル、そして大陸間弾道ミサイルの実戦配備への歩みを進めていくことは、目下のところ、間違いないところだろう。
2)しかし、政治的な要素を絡めた角度から眺めておくことも必要だ。
北朝鮮は10月10日の朝鮮労働党創立記念日に、たとえば人工衛星打ち上げ名目による大陸間弾道ミサイルの開発実験や核実験を行うと予想され、事実、そこにむけた動きを米国側の監視衛星網にさらしていた。
ところが、米韓合同軍事演習中に核実験やミサイル発射に踏み切ることはなく、演習終了直後にムスダンを発射し、それも失敗とみなされる結果に終わった。
北朝鮮が米韓合同軍事演習中に核実験やミサイル発射を行わなかったのは、一つの要素として韓国国内で北朝鮮への先制攻撃(プリエンプティブ・ストライク)や重要目標への外科手術的攻撃(サージカル・ストライク)を求める声が高まり、あたかも呼応するかのように原子力空母ロナルド・レーガンの打撃群が投入され、しかも中国が黄海への米空母の展開を黙認したこと、11月上旬には国連軍構成国ながら北朝鮮と正式に国交を持つ英国が最新鋭戦闘機ユーロファイターの部隊を韓国に持ち込み、英米韓3カ国による合同軍事演習が予定されていることなど、北朝鮮への軍事制裁の可能性に危機感を抱かざるを得ない動きが見られたことによると受け止めることができる。
合同軍事演習への対抗措置や威嚇のつもりでミサイルを発射したのが、米韓両軍に軍事攻撃とみなされ、反撃されるのだけは避けたいと思うのは当然だろう。
今日のムスダンの発射は、それでも形のうえで米韓合同軍事演習に対抗措置をとったことを北朝鮮の内外に伝える目的だったことは疑いないところだ。「国連安全保障理事会決議に違反するとして、強く非難した」として、結局、非難しかできないから全然北朝鮮に響かない。
経済制裁もしていますが、やるなら本気で金融封鎖ぐらいしないと効かないだろうと思います。絶対に中国は反対するでしょうけど。(追記)
先日、友人に専門外のニュースについて考えを述べる事について、「勇気あるね」と意見をいただきました。
伝えたいことが1つあります。
私は専門外のニュースにもコメントします。理由は、何事にも自分の考えを持ちたいからです。
例えば、豊洲問題にだって、「なぜこれからどうするかについての話し合い、報道をもっとしないのだろう」と考えを持っています。
また、自動運転についてだって、カプセルに50円玉1枚、10円玉5枚入れて両替機にしたガチャガチャにだって、フェデラーの最終定理にだって、持っています。そうやって専門外だから諦めるのではなく、私が何事にも自分の考えを持つ姿勢を示すことが、良いことだと信じています。これからも恥ずかしいコメントをすると思いますが、お許し下さい…。
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社会勉強として、ミサイルについて素人の私なりに、失敗の理由、疑問点を考えてみました。
【失敗の理由】
①打ち上げ場所の違い?
→以下に載せた記事から分かることです。位置を特定されないためでしょうか。全ての実験場が同じということではありません。今回は北西部です。西海衛星発射場かもしれません。
設備、人員などの発射環境の違いがあるのかもしれませんね。
どんどん進歩!?北朝鮮ミサイル実験の歴史 - NAVER まとめ http://matome.naver.jp/odai/2147307788553220101
②ミサイルに新しい付加価値を付けている?
→同じ打ち上げ方をしても、天候等様々な条件で失敗する可能性はあります。「ムスダン」に関しては、4回目の失敗です。しかし、例えば今までとは違う付加価値を付けているとします。それでも、失敗の確率は高まりますね。
(追記)
以下にこの考察についての、答えが出ていました。現在の失敗はエンジンによるものかと。
「ムスダン」3度失敗の理由は何か(辺真一) - Y!ニュース http://bylines.news.yahoo.co.jp/pyonjiniru/20160429-00057198/
【疑問点】
①人工衛星、長距離弾道ミサイルの打ち上げに成功しているのに、なぜまた中距離弾道ミサイルなのか。
うーん、素人考察!専門家の意見を待ちます!