【アメリカ大統領選】トランプ氏とクリントン氏、2回目の討論会（テキスト中継）
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先ほど終わった２回目の討論会で最も驚いたのが、トランプがもし大統領に就任したらヒラリー・クリントンのメール問題について特別検察官を指名し、ヒラリーを「投獄」すると示唆したこと。大統領選において対抗馬を恫喝するのはアメリカ政治史上前代未聞の発言です。
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早くもトランプの「わいせつ発言ビデオ」がかすみ始めた印象も…。
全体として、今回はトランプが本来の攻撃性を全面に出し、嘘を並べ立てながら批判や論点を巧妙にそらし、ヒラリーを含むエスタブリッシュメント層や既存の政治家の「無能さ」を印象づけたように思います。
話している内容が「まとも」なのは当然ヒラリーなのですが、攻め手に欠き、守勢に回っていた印象が強いです。まだ態度を決めかねている有権者に関していうと、今回の討論会では言葉巧みなトランプに軍配を上げる人が多いかもしれません。
「トランプ大統領誕生」という悪夢のシナリオはまだ消えていません。本日のタウンホール式大統領選討論、本人同士による非難合戦になってしまっていて、気分が悪くなります。
http://www.cnn.com/2016/10/09/politics/debate-live-stream-blog/index.html
これをリアルタイムで世界中に配信しているなんてジョークとしか思えないですし、二人してアメリカの威信を大きく傷つけている様に感じられます。
こんなに傷つけあってしまって、これで勝った方は、どの様にして国民の心をを一つにするのでしょう。第一回のディベートよりはまだマシ、意外に例のビデオに関する話はサッサと終わって、オバマケアや中東や税制などに関し、少しは政策の話が聞けたと思います。トランプは相変わらず、話題を変えて同じことを延々と繰り返していましたし、むちゃくちゃで「政策」とは言えない返事しかできませんでしたが。
ヒラリーが答えている間、トランプがすぐ後ろをウロウロして威嚇しているようだった、というのに文句言ってる人がツイッターでたくさんいましたw
CBSの討論後のまとめの中では、「現時点でまだ決めていない有権者というのは、おそらくそもそも興味ない、投票しない人たちであり、どちらの候補ももう浮動票に訴えかけるということは考えておらず、自軍の強化だけを考えているだろう」（そしてトランプはこれ以上の転落をとりあえず避ける）という見方が多いようでした。
それにしても、選挙の結果がどちらに転んでも、共和党は大変なことになりそうです。
