ヤフーが陥った「イノベーションのジレンマ」
コメント
注目のコメント
GYAOでもサイバーエージェントFXでも、買収ではいつもYahoo!に勝てない〜(T ^ T)！
パワーと信用で勝てないときは、スピードと小回りで勝つしかないね。ちょこちょこと新しいサービスを自前で作って、真田丸戦法で生き残りまーす！川邊さんの人柄が垣間見られますね。不真面目を装って、実は大真面目に考えている。照れ屋なのでしょうか。イノベーションのジレンマへの対応は、本業の強みを本気で破壊する別チームを作るしかないのかもと思っています。後は、こちらの利益が高いぞ、という今しか見ない考え方をどう排除して、頻繁にポートフォリオを議論するか。
コメントで、ヤフーは「ダサい」と書かれている方もいらっしゃるとおり、そういう印象をお持ちの方も多いと思います。それは、日本一のネット企業として、全国津々浦々のお客様を相手にしている自負と責任感が影響しているのかも。
私がヤフーにいた2006年頃にも、「ナローバンドのお客様はこのページの表示にどれだけ時間がかかるか？」「老眼のお客様でも読みやすい文字サイズか？」など、クオリティチェックをする部隊があり、現場担当としてはときにゲンナリすることもありました。
ユーザーのセグメントを狭めず、広く社会のためになることをしようと、社員全員が当たり前のように考えている。その文化は、今も変わっていないように思います。
たとえば、本稿でも話題にあがったEC事業。
「広告売り上げが1位だったんですが、2015年度第3四半期決算で社長の宮坂が発表したように、ついにECが広告を売上額で抜きました。今年ヤフーは20周年なんですけど、これはヤフー20年の歴史のなかでも画期的な出来事ですよ。」
Yahoo!ショッピングでは、東北の震災直後から「復興デパートメント（現在はエールマーケット）」を立ち上げています。一方的な「支援」から、対等な関係で「ビジネス」をつくろうとする取り組みを続けながら、売上でも実績を出している。
http://tohoku.yahoo.co.jp/yellmarket/concept/
かつての同僚も地方自治体に出向し、ご当地eコマースを盛り上げようとしています。一見地味で「ダサい」イノベーションにも取り組んでいるのを、知っていただけたら嬉しいです。
