ビッグデータ界の識者ヤフー安宅氏が語る、「全く新しい市場創造に必要なのはビッグデータではない」
Biz/Zine
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注目のコメント
安宅先生の話は面白い。ビッグデータと機械学習が「得意」なのは新規需要より運用フェーズの最大化最適化。ここでのオケージョン=ベネフィット・アプローチの仮説設定のタスクはまだ長く人間の得意として残る。センスを磨いてきた人の価値は高い。
安宅さんの話は、現実をしっかり踏まえた地に足のついた話で、刺激をうけます。データ活用やAIに関しては妄想レベルの話が多いので、このような実態をしっかり踏まえた議論は、今こそ貴重です。
データやAIで出来るようになったことは実は単純です。それはデータを活用したアウトカムベース(即ち、結果に基づく)の判断です。従来の人間が頭で考えたルールベースの判断が、状況変化に対し硬直的なのに対し、柔軟性が大幅に増えます。
しかしデータに基づき判断するということは、データがないことは判断できないということです。新たなデータが得られるたびに判断が的確になっていくので、学習のサイクルが早くなることはビジネス上インパクトあります。しかし、何でもできる魔法の杖ではありません。文章中のこの部分に尽きますね。
(この同意形成に至るプロセスも同様ですが)
深いニーズ視点での市場構造の把握、それに基づく新商品開発という視点で見ると、ビッグデータはあくまで自分が見いだすものの“補完”か“ヒント”という認識