米爆撃機、朝鮮半島出動へ=韓国メディア
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1994年の北朝鮮核危機の教訓からか、「いま北朝鮮の核開発を軍事的に阻止しなければ、数年後には核戦争の悪夢が現実のものになる」との危機感のもと、サージカル・ストライク(精密誘導兵器による重要目標に絞った軍事攻撃)論が米韓両国で頭をもたげつつある。
1994年の時は、国家崩壊の危機感を抱く韓国がサージカル・ストライクを容認せず、実行に到らなかった。
サージカル・ストライクの主役は米海軍の艦船が搭載するトマホーク巡航ミサイルになるが、グアムからの戦略爆撃機のうちB52は水爆弾頭の長距離巡航ミサイルを搭載する機種なのが気になる。
韓国国民に対する安心材料としての飛来か、それとも北朝鮮への威嚇か、その飛来のしかたが気になるところだ。
追記:
結局、韓国に飛来したのは2機のB1爆撃機にとどまった。マスコミは「北朝鮮に対する核攻撃力を誇示」と報じたが、実は、B1の核搭載能力は1995年までに撤去されている。
詳細は、本日配信のメルマガ『NEWSを疑え!』の西恭之氏(静岡県立大学特任助教)の論考をご覧いただきたいが、米国側の情報などをもとに修正したのは共同通信のみ。訂正記事は配信したのかな?94年の米朝核危機の際、交渉にあたった元米国務省の担当官によると、当時検討されたのがグアムからB52爆撃機を投入し、朝鮮半島の両側から潜水艦による巡航ミサイルを撃ち込む計画だったとか。当時は計画がかなりの段階まで検討され、米軍の追加装備が韓国に持ち込まれ、在韓アメリカ人の退避計画も進められたほどでした。
仮にサージカルストライクが検討されているのであれば、在韓、在日アメリカ人の退避計画が同時に練られると思いますが、現時点でその兆候はありません。