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注目のコメント
日本で日本人だけで世界で勝つ、世界のトップを取るということに固執するから期待が生まれ、幻滅するのでは。確かに、そういった日本の国益に適う行動というのも理解できるが、縛られ過ぎるのもどうかと思う。時代はもっとダイナミックに動いている。日本は素晴らしい国なのは認めるし、日本に住んでいても良いけど、日本人だけで何かをクリエイトする時代ではなくなってきていると思う。実際に、僕はばりばり純ドメで育った日本人だけど、今は韓国の大学を拠点にしていて、イギリスのエクセター大のニュージランド出身の研究者とハーバード大のイスラエル出身の研究者と三人で共同で研究をしている。物理的には何千キロと離れた場所に住み、人種も異なる人たちを繋げて何か新しいものを産み出す産み出せる。僕らはそういうことが可能な時代に生きていると思う。
指摘されている「日本企業」に弊社(日立)は当てはまりません。従って、ここで言われていることは日本企業一般に成り立つことではないことを明記しておきます。
早く始めるのは確かに重要です。我々は、5年前にビッグデータを前提としたAIに着手し、ディープラーニングには4年前に着手しました。誤解があるといけないので、明らかにしておきます。
「日本企業はAIで周回遅れ」という事実無根の言説がマスコミから広がった時に、騒ぐのも大人げないと思って、そのままにしたら、そのまま広がってしまったので、今回は明確にしておきます。
5年前には、AIという言葉は、一種のタブーでした。以前のブーム時のトラウマやその話を聞いたことのある人が多く、敢えてAIという言葉を使うことは、タブーへの挑戦でした。しかし、それを行いました。大変な反対をうけました(何とかできたのは、少数の心ある理解者が支えてくれたからです。感謝しています)。こんな状況だったのは、最近になってブームになったAIに関心をもった人には、想像もつかないことだと思います。
早く始めるのは、周りと戦うことになります。また、単なる独善との区別も微妙です。5年前に反対した人たちは、それなりに合理的な判断と根拠で反対していたのですから。このあたりの複雑系をいかにマネジするかが研究者/イントラプレナーの醍醐味でもあります。先日、松尾先生が登壇されていたイベントに参加させて頂きました。その際、興味深かったのは次の言葉。「GoogleやFacebookが数百、千人のコンピュータサイエンスの専門家を有し、一丸となってAIについて取組んでいる。一方で、日本でそれをできる企業はなく、そもそもコンピュータサイエンスを学べる場所が少ない。研究費の少ない研究者だけでやっていても最早太刀打ち出来ないので、研究者と企業がタッグを組んでやっていくしかない」
企業の資金力・開発力、マーケティングの知見と学術機関の研究開発、そして国からの資金を含めた積極的な支援があれば日本にも勝機はあるのではと個人的には思います。
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