聴覚障害者が居酒屋の予約を断られた ろうあ団体抗議に「店が悪いとは思えない」の声が
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私の両親は聴覚障害者です。
私は幼い頃から両親の通訳としていろんな大人に接してきましたが、今回のようなお店の態度は珍しいことではありません。
断ったり迷惑そうにするだけではなく聞こえないと思っているせいか、私がこどもだからわらからないと思っているせいか、暴言を吐く方もいました。
聞こえなくても幼くても、何を言っているかわかるものです。
両親とともに理解のない大人や企業に悲しい思いをたくさんしてきました。
確かに健常者に比べて不便なことはあるでしょう。
どう接していいかわからないこともあるでしょう。
でもね、本人たちも筆談してくれるのが当たり前と思っているわけではなく、不便をかけて申し訳ないと思っています。
どうやったら健常者に伝わるか、迷惑かけないかもよく考えているんですよね。
聞こえなくても話せなくても、日本語は読めるし書ける。日本語がわからない外国人よりずっと対応はしやすいことはちょっと考えればわかるはず。
考えもせずに反射的にこのような態度になってしまったのでしょうね。
ちゃんと理解してくれとまでは言わないけど、ほんの少しの思いやりの気持ちで解決できることもあるのに残念だなーという思いです。
なんか、今回のことは他人事とは思えず、私の経験まで書いて長々とすみません。笑
あと、もう1つ伝えたいこと。
障がい者に理解がない人ばかりではありません。
温かで優しい大人や企業もたくさん見てきました。
私が子どものころ住んでいた町では手話教室がスタートし、町長さんも手話ができるようになりました。
母の行きつけの居酒屋のオーナーさんもジェスチャーや筆談でコミュニケーションを楽しんでいます。
否定するより受け入れるほうが深いし楽しいと思いません??
これからの時代、ますますダイバーシティですよ。
女性、障害者、外国人、LGBT。。違いを受け入れ、認める社会が進めばいいなぁと思うし、そういうお店や企業が伸びてくると勝手に信じています^^
注目のコメント
残念な対応ではあるものの「どう接したらいいか分からず、失礼にあたるのでお断りした」という店舗側の説明を見ると、ある意味で仕方の無い経緯かもしれません。内閣府の調査によると、困っている障害者をサポートできない理由の1位が「接し方や方法がわからない(57%)」となっています。この店舗に限らず、多くの方が感じている葛藤です。
商売である以上、店舗側の対応には限界が生じます。しかしそこで断るのではなく「選択肢を提供すること」が重要です。手話ができないから入店を断るのではなく、筆談やメニューの指差し、事前に注文を聞くなど、選択肢は沢山あります。事情を伝えた上で「このような状況で、何かお手伝いできることはありますか?」と尋ねるのも一つの方法です。
以前からこのような問題は頻出していましたが、今年4月に障害者差別解消法が施行されて以降、より明るみにでやすくなりました。店舗側と利用者側、どちらにも歩み寄りとマナーの浸透が必要であると考えます。