激論 40歳からの生き方・働き方
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来年40歳を迎える私自身にとって、楽しみな「40歳論」連載。私の周りにも必然的に40歳前後の人が多いのですが、その人たちと「不惑」の話をすると、「まだまだ惑うばかりだよ」という話になります。もちろん私も然り。
「不惑」とは「不或」という説もあり、これまでの枠組みを飛び出して物事を考え行動する時期という解釈と聞いたことがあります。
20歳を成人として、80歳を寿命と考えた場合、50歳がその中間地点だという話もあります。そう考えると、40歳はまだ折り返し地点ではないんですよね。
昔の40歳という概念よりも、今の概念の方が寿命も伸びかなり若い印象ではないかと思います。
いずれにしても、50歳知命、60歳耳順、70歳従心と続く孔子の言葉は、常に念頭に置いて日々を過ごしたいと思っています。今回のイノベーターズ・トークには。ともに「40歳」世代の芥川賞作家の平野啓一郎氏と、エッセイストでタレントの小島慶子氏にご登場いただき、「40歳論」について、語り尽くしていただきました。
寿命が長くなり、働く期間も長くなり、40代でもうひと山越えなければならない。自分はまだまだ若造のつもりでいたけれど、ちゃんとした何者かにならなくては……という焦りは募る一方の40歳世代の方は多いのでは?
これから我々はどう働き、生きるべきかを考えさせられる対談です。40歳は団塊ジュニアのボリュームゾーンなだけに、今後の日本の価値観を形作る中心となっていきそうですね。40代論では、塩野七生さんの「男たちへ」の記述が印象的です。ギクリとする言葉がたくさんあります。
「四十代の男が、もし不幸であるとすれば、それは自分が意図してきたことが、四十代に入っても実現しないからである」