(Bloomberg) -- 米ヤフーは中核のウェブ事業を米ベライゾン・コミュニケーションズに約48億ドル(約5100億円)で売却することに合意した。業界の草分け的存在だったが、グーグルやフェイスブックなど次々と新しいサービスを繰り出すライバルに後れを取り、インターネット企業としての歴史に約20年で終止符を打つことになった。

合意の対象にはヤフーの保有する不動産も含まれるが、一部の知的財産は含まれず、別個に売却される。ヤフーはアリババ・グループ・ホールディングとヤフー・ジャパンの持ち分は維持する。

メール、ニュースやスポーツのコンテンツ、金融ツールを含むヤフーのウェブサービスには月10億人の利用者がある。米最大の携帯電話サービス会社のベライゾンはそのほか、モバイルアプリケーションや動画・携帯端末向け広告技術など成長分野の資産も取得する。

ヤフー株は22日、1.4%高の39.38ドルで終了。時価総額は370億ドルとなっていた。ベライゾンの22日終値は1.3%高の56.10ドル。

原題:Yahoo Agrees to Sell Web Businesses to Verizon for $4.8 Billion(抜粋)

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