共和党、トランプ氏を正式指名 8年ぶり政権奪還目指し
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全くいつもと異なる指名までの時間でした。
いつもの党大会では、それぞれの州が票を読み上げる時は、すでにでき試合で長い退屈な時間なので、自分の時間の代議員たちが会場にいるぐらいで、マスコミの報道もて薄く、休憩時間のような感じです。
それが、ハプニングが起こるかもしれないし、決まった時はどうなるんだろう、という興味もあり、溢れんばかりの熱気でしたね。
NYがパスと言った時に、あれっと思ったら、決定の州になるためで、そこで、二男がNY代表でスピーチするための演出だったんですね。トランプにとって4人の子供、とりわけ一番最初の奥さんとの3人の子供はこの選挙最大の資産でしょう。
妻メラニアの盗作スピーチ疑惑はありますが、トランプ・ショーは今のところうまくいっているといえるでしょう。
これからもどんなドラマが起きるのかわからないので、ついつい、生放送に釘付けになってしまいますね。ニューヨークタイムズ独自の選挙モデルが提示したデータによると、現時点でクリントン氏が大統領選になる可能性は76%。トランプ氏がなる可能性は"quite possible"
クリントン氏が負ける可能性は「NBAプレイヤーがフリースローを外すのと同程度」だそうです。
現時点の可能性なので、今後、状況に応じて更新されるのでしょうけど。
それにしても、アメリカ人に感覚的に分かりやすいのであろうNBAのたとえがピンと来ないのは私だけでしょうか。文化の違いを感じました。ふと思ったのですが、最近のさまざまな政治ニュースをかんがみて、現代の政治は機能不全におちいっているように思いました。
原因は政治が環境の変化についていっていないこと。
具体的には4点ほど。
①意見の多様化。情報に容易にアクセスできるようになったため、こまかい意見の相違を自覚できるようになった。
②論理思考のコモディティ化。ビジネスで書籍や研修を受けられるようになった。
③プレゼンスキルの一般化と水準の向上。
④データによるPDCAサイクルの一般化。
そういう状況下で、過度に単純化された政策提言と方向修正をしない中央集権な政策遂行では、有権者は選択しづらいと思います。敵と味方に分けて政策を議論しても、あげ足とり合戦にしかならないように思います。
ビジョン、現状の課題、原因の仮説、目標の設定、遂行過程のプロセスなどを提示することから始めないと、政治は機能しないのではないでしょうか。
その中でNGOなどが政策のプロコンをまとめると、良識ある有権者の間で議論が深まるように思います。