日本のネットを「FASTER」に──グーグルが日米を結ぶ「高速海底ケーブル」完成
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海底ケーブルとしては世界最速の60Tbps (tpsと書いても良い)。
通常の家庭のケーブルモデムより1千万倍速い。
複数の波長により100色の光を送る光波長多重通信 (with multiple colors (100) of light transmitted over various frequencies) 。
60km毎にリピーターで増幅し、9千kmの海底を伝播。
60Tbpsのうち10TbpsがGoogleに割り当てられ、日本と台湾の間は100% Googleとのこと。
さすがGoogle。速いは正義。
Googleはグローバルスケールでクラウドを実現している。http://www.publickey1.jp/blog/09/post_36.html に記事があるが、Googleのデータセンターには空調を必要としないものがある。平均気温が低い地域にデータセンターを置くことで空調を不要とし、もしその地域の温度が上昇したならば、データセンターごと切り替えるのだ。通常はマシンを分散させることで負荷分散をし、耐障害性を高めるが、グローバルスケールで考えるGoogleはそれをデータセンター単位で行う。これに必要となるのが、さまざまなレイヤーでの高速データ転送技術。今回のFASTERもそれを支えるものとなる。
この発表を行ったUrs(Google SVP) はインフラ担当であるが、クラウドの担当でもある。彼がGoogle+ (https://plus.google.com/+UrsH%C3%B6lzle/posts/c6xP4PGmTAz ) で書いているように、これは日本のGoogle Cloud Platformの推進を有利に進めるだろう。今年には日本にデータセンターを置く予定でもあるし、かなり追い風だ。
Google Cloud Platform、ついに日本国内リージョン開設を正式発表。東京に「東アジアリージョン」開設。1カ月以内にベータ公開を開始 (http://www.publickey1.jp/blog/16/google_cloud_platform1.html )
注目のコメント
これは、海外ケーブルに強い住友電工には大きな痛手ですかね?
ともかく、日本政府は、早く商用化する光ファイバを決めて欲しい。
世界一大容量の国産光ファイバは既に提案されており、現在の以上の技術革新が見込めない中、NTT+フジクラとKDDI+住友電工のイタチごっこが続いています。
実験室レベルでは、
KDDI研究所から2015年10月に、FASTERより1本あたり200倍の容量、2Pbpsを伝送できる光ファイバが制作されています。
これは、4K映像(1時間あたり16GBで算定)では約1万5千時間分のデータを1秒で送ることが可能です。
NTT研究所からは、2016年3月に、世界最高密度の実用化できる光ファイバが提案されています。
http://www.kddilabs.jp/newsrelease/2015/100101.html
http://www.ntt.co.jp/news2016/1605/160516a.html#a22014年に下記記事で盛り上がった海底ケーブルがとうとう感性したとのこと。
https://newspicks.com/news/490854