ガラパゴス化するLINE 成長率はFBメッセンジャーの20分の1
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製品の観点で見ると、LINEがシェアを多く獲得しているのは全てがニバイト言語だ。日本語、中国語、タイ語はキーボードを選択したあとに打ちたい文字を選択する必要があり、そのぶんストローク数が多い。このような言語の場合、スタンプでワンボタンで打てるというのは多きなメリットになる。
一方、英語やスペイン語などネットで主流となっている言語は一バイト言語であり、スタンプを使うことによるストローク数短縮のメリットが小さい。ネットワーク効果もそうだが、製品の優位性が言語により異なることもシェアの違いに影響しているのではないか。先日友人のヨーロッパのジャーナリストと話をしたのですが、日本のユーザーのデータを持っている企業というのは海外企業から見ると非常に付加価値が高いそうです。
逆にガラパゴスだからこそ上手く生える部分もあるとは個人的に思っています。
先日もイランでラインユーザーが増えているという記事を紹介しましたが、メッセンジャーを使うことができない市場は(機能面で)今後点で取りに行くことは十分可能だと思います。
Look who is rockin’ social media in Iran
http://venturebeat.stfi.re/2015/12/23/look-who-is-rockin-social-media-in-iran/?sf=nrnngj&utm_content=buffer35d35&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer#aa
そのためには十分なマーケットリサーチとマーケットコンディションのヒアリングを行う必要があります。親日だから、国土が日本と近いからという基準だけで考えるとグロースする可能性はより低くなると思います。メッセンジャーのグローバルの趨勢は、シンガポールで見ていると英語はワッツアップ、中国語はウィーチャットで最早勝負が決まってしまった感がある。ラインはマイナー言語圏のさらなる拡大とクロスセルの強化に注力するしかない。