財務省と大勝負し「打ち上げ本数」を宣言した宇宙事業の旗振り役
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注目のコメント
日本の宇宙ビジネスが躍進するためには、アメリカ同様にオールド・スペースとニュー・スペースが融合する必要があるーーと語る内閣府宇宙開発戦略推進事務局長の小宮氏。
また、小宮氏の部門で手がけているる、日本版GPS衛星である測位衛星の「準天頂衛星」の開発が進めば、24時間精密測位ができるようになり、自動運転、無人トラクター、ドローン物流などの基盤インフラになる見込みです。今後の動きに目が離せません。「アメリカでは、“ニュー・スペース”、“オールド・スペース”という言葉があるように」
とあるけど、そんな言葉はじめて聞いた・・・まあNASAの人間が自分のことを「オールド」なんてわざわざ言わないからかもだが。
ってか「オールドスペース」って言葉、なんかいただけないなあ。今日公開された僕の記事に書いた通り、NASAは技術投資においても、技術開発においても、常に民間の先を行っています。例えばロケットの垂直離着陸も1960年代に基礎研究をしていた。我々の得意分野は先進的なアイデアの基礎研究・開発。民間の得意分野はその実用化、規模の拡大、コスト低減。新旧の対比ではない。
https://newspicks.com/news/1556281?ref=pickstream_198783
【追記】気になるのでググってみたところ
1. New spaceという言葉は確かに使われている。「ニュースペース」側の人が自分たちのことを指して用いる時の語のよう。
2. Old spaceという言葉もあるにはあるようだが、使用頻度は非常に低い。「ニュースペース」側の人が「オールド・スペース」というとoffendingになるからだろう。
3. もちろん、「オールド・スペース」側の人は、自分たちのことを指して「オールド・スペース」とは言わないし、「ニュースペース」という言葉も使わない。単にcommercial space companiesなどという
そんなわけでアメリカに出張に来られる方、SpaceXの人に「ニュースペース」というのはOKだけど、NASAの人に「オールドスペース」というのはやめましょう。たぶん気分を害します(笑)僕も宇宙民生利用部会でお世話になっている内閣府宇宙開発戦略推進事務局長の小宮さんのインタビュー。なお、宇宙政策委員会と関連部会における議論内容は以下URLで議事録が公開されてますので、ご興味ある方はぜひ。
http://www8.cao.go.jp/space/comittee/kaisai.html