築地の仲卸、半数廃業も 豊洲市場開場まで半年
日本経済新聞
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注目のコメント
マグロの初競りが高騰していた頃、築地によく取材に行きました。「にぎわい」はマーケットに不可欠ですし、築地にはそれがありました。
「豊洲移転ならオレは行かないよ!」と言っていた仲卸も豊洲にはにぎわいが期待できないことを理由の一つにあげていました。
「衛生的でシステマチック」も大事ですが、『にぎわい』が出てくるには時間がかかりそうですね。豊洲市場の工事、ゼロから見てきた。いま振り返ると、あっという間に、立派な施設が建ったという印象だ。
青島都政、石原都政の頃、もめにもめたあの頃のこと、みな、もう忘れてしまった。
築地の仲卸の子息、知り合いがいるが、事業は年々厳しいという。
時代が変わっていく。痛感する。これはその通りと思います。
仲卸の平均営業利益率は0.4%。仲卸の役割は
1.小売に代わる買付機能
2.配送のための仕分機能
です。1.に関しては、仲卸にしかない独自のルートを持っていることに価値があり、単に市場に売っているものだけを買い付けるのであれば、小売にとっても価値はありません。そのため、仲卸の値段はさらに叩かれ、淘汰されていきます。
2.については、垂直統合が進み、運送業者が担っていただけることが多いです。さらに今の運送業者は店内の陳列/検品まで任せられるほど拡大しています。
つまり、今後、仲卸として価値を出すには、独自の仕入ルートの確保と特売時などの量が提供できることが必須かと思われます。