[香港/東京 22日 ロイター] - プライベートエクイティファンドのペルミラ[PERM.UL]が回転寿司レストランのスシローを全国展開するあきんどスシロー(大阪府吹田市)のIPOの準備を開始し、引き受け会社の選定に入ったことが分かった。複数の関係者が明らかにした。

ペルミラは2012年にあきんどスシローをユニゾン・キャピタルから買収した。当時の企業価値は約800億円だったが、現在は企業規模の拡大とともに約1500億円に上昇しているという。

あきんどスシローの売り上げは回転寿司市場のトップ。回転寿司チェーンの大手は他にくらコーポレーションのくら寿司、ゼンショーホールディングスのはま寿司などがある。

マーケットリサーチ会社のエヌピーディ・ジャパンによると日本の回転寿司の市場規模は2015年に5600億円で、前年比7.2パーセントの成長をしている。これに比べて外食と中食の市場は2015年に19兆3500億円と前年に比べて1.4パーセントの上昇にとどまる。

ペルミラが買収した2012年当時、スシローの店舗数は335だったが、現在は400を超える。あきんどスシローの連結売上高は2014年9月期には1270億円となり、12年9月期の1113億円から14%上昇している。

*内容を追加します。

(Denny Thomas、藤田淳子)