日本とエクアドルの巨大地震は、環太平洋火山帯の地震活動が活発化している結果かもしれない
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注目のコメント
おおっ、熊本とエクアドルの地震についての興味深い科学的な分析!エネルギー的には(短期間に起こった)二つの地震に、遠隔誘発という意味では、明確な因果関係はないとのこと。今回の熊本地震で、科学者は何の役にもたたないといった批判が出ているが、地震の科学は非線形かつ非平衡現象なので予測は難しいということは、もっと知られていてしかるべきだろう。その上で、こういった時間空間的な統計分析を行っているのも科学者であり、そこは一定の評価が欲しいところだ。
>YAMAMOTOさん
ある現象を引き起こす原因を同定するときに、複数の可能性から一つ一つ候補を消していく作業も重要な科学的ステップです。この記事の趣旨は、環太平洋の異常さが過去データから分かったということもそうですが、熊本地震によるエクアドル地震の誘発の可能性をデータの裏付けを取ることによってほぼ消した(明確な因果関係はないとした)ことに科学的意義があるのだと思います。活発化と言うより自然に起こっているでしょう。地球のマグマが対流しているのはわかっているので地表に近いところまたは海面部分は冷えて沈もうしている中心方向からは暖かいマグマが動くことで地表のプレートが動いているのは自然ですね。だから環太平洋側に地震が起こると思います。ただ、プレートに溜まったエネルギーがいつ動くか予想出来ない。また、プレートの動きでどこの地表(断層)に現れるのかも予想出来ないでしょう。あとは統計を取るぐらいですかね。
気象庁の地震のメカニズム
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/jishin/about_eq.html