井山六冠 囲碁で史上初の「七冠」達成
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素晴らしい快挙!史上初の7冠達成だ。圧倒的な強さだ。囲碁界の歴史が変わりましたね。そして、明日からはグロービス杯世界囲碁U20が始まります。
井山7冠には、この次はぜひ世界制覇、そしてAlphaGoとの対戦を期待したい。その点を日経のコラムにも書きました。↓
囲碁の新世代「テクノ系」 世界けん引へ巻き返し
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO99396480X00C16A4X12000/
井山さん、おめでとう!「囲碁で」というのが重要なポイントで、とにかくすごいことです。
まず、全盛期の趙治勲を超えたということがとにかく恐ろしいことです。
将棋では随分前に羽生さんが達成しているため、一般の方にとってはインパクトは弱いかもしれないけど、将棋と囲碁は全く別の話です。
囲碁のゲームとしての人気は、国内では将棋の後塵を拝す状況ですが、国際的には将棋よりも人口は多く、また、歴史的な経緯により国内のタイトル戦の賞金も将棋より多額となっています。
そのため、囲碁での7冠というのはまさしく偉業であり、歴史的な瞬間なのです。
(余談)
棋聖 読売新聞社 4500万円
名人 朝日新聞社 3700万円
本因坊 毎日新聞社 3200万円
王座 日本経済新聞社 1400万円
天元 新聞3社連合 1300万円
碁聖 新聞囲碁連盟 800万円
十段 産経新聞社 700万円
大きくは上3つと下4つでわかれており、上3つを同時に保持することを大三冠(または単に三冠)といい、同時ではなくても7つ全ての保持経験がある状態をグランドスラムといいました。冒頭の趙治勲がグランドスラム最初に達成し、歴史上も今回の井山を含め3人しかいません。
グランドスラムですらこれだけ大変なところ、すべてを同時にする7冠という偉業は説明してもし尽くせない偉業なのです。
それを日本人がなしたということは、昨今の国際棋戦の日本勢の弱さから鑑みても素晴らしいことかと思います。(昨今の日本の囲碁の国際成績は、韓国、中国、台湾のさらに下に位置する印象)