日本ロジテックの破産手続き開始決定 負債総額163億円
日本経済新聞
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日本ロジテック破産は、今回の電力小売全面自由化とは何の関係もない。
自由化政策が成功するかどうかは、自由化後のルールの在り方に相当依拠する。
日本ロジテックの見通しに甘さはもちろんあるが、本件に関わる大口需要家や電力行政当局の別の大甘さもきちんと検証される必要がある。
自由化などというものは、政策手法の一つに過ぎず、維持されるべき既得権益が無知により剥奪される環境を作るためのものではない。
本件に関わる大口需要家には、被害者とは言えない者が多数いる。
規制業種で破綻劇が起こるたびに思うことは、規制当局の存在意義だが、本件については不作為の謗りは免がれようがない。
自由化とは、黙認と放置ではないからだ。