【出口×伊東】歴史を学ぶと、謙虚になれる
2016/04/11, NewsPicks編集部
歴史を前にすれば、人間など“大したこと”はない
【出口×伊東】歴史を学ぶと、謙虚になれる
2016/4/11
「知恵の宝庫」といわれる歴史から、ビジネスパーソンは何を学んでいけばよいのか? 歴史作家として知られ、NewsPicksプロピッカーでもある伊東潤氏が、さまざまな企業のトップを訪ね、歴史との向き合い方を語り合う。連載第1弾の今回は、ライフネット生命会長の出口治明氏を訪ねた。自身も世界史などに関する書物を刊行されている、出口会長。歴史好きの2人の議論はどのような展開を見せるのか。第2回では2人の人生観からキャリア観、そして私たちが歴史を学ぶ意義について、本質的な議論が交わされてゆく。
50歳は人生の“ど真ん中”
出口:前回、「50歳でようやくキャリアチェンジをした」とおっしゃいましたが、僕は、「50歳は人生の真ん中」だと思っています。
僕は、「人間は動物だ」と思っているのですが、動物における大人の定義は「自分で働いて自分でご飯を食べること」です。
すると人間は20歳ぐらいまでは、親に食べさせてもらっているのでまだ“子ども”なわけです。20歳を越えて自分で食べていくようになって初めて“大人”になる。
今は、人生80年といわれます。すると20歳から80歳までの60年間、私たちは一人前の人間でいると。
そう考えれば60年の真ん中は30年ですから、年齢でいくとちょうど50歳。
いわばマラソンの折り返し点でこれまで走ってきた道もわかるし、何をやるにも経験も人脈もあるわけだから、50歳でステージを変えるのは実は一番良い方法ではないかと思うのです。
newspicks.com
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注目のコメント
出口治明氏・伊東潤氏による「歴史とリーダーシップ」対談第2回目。今回は、お二人の歴史についての考えが交わされます。
歴史に未来を学ぶ態度とは?
作家・伊東潤氏のキャリア論とは?
歴史を学ぶことで謙虚になるとはどういうことか?
今回も、ビジネスパーソンにとってヒント満載の内容となっています。
ぜひ、ご一読ください。知り合いの同世代の政治家がこういうことを言ってました。
『政治家になりたいと相談してくる後輩がいて、「何を勉強したらいいですか」と聞かれたら、私は「まず、日本の歴史、特に近現代史を勉強してください」と言います。歴史は先人の足跡でもあり、人間とはどんなものかを知る学問でもあります。その基礎を知らない人が政治家になり、「改革、改革」と叫んでも、何の説得力もないと感じるからです。このように歴史から世界観を固めるヒントをもらうことを、龍馬や幕末の志士たちの行動から学びました。本当は、こうしたことを学校の歴史の授業で学ぶべきなのですが、現代の歴史の授業は、暗記科目の「歴史」になってしまっています。』
歴史に学ぶ、大事にしていきましょう!
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