JFE西日本・16年度入社式、過去最多の576人。女性は倍増の59人が入社
2016/04/04, 日刊鉄鋼新聞
JFEスチール西日本製鉄所は1日、倉敷・福山の両地区で2016年度入社式を開いた。今年度は、両地区合計で新卒と中途採用の576人の新入社員が新たに加わった。JFEは近年、ベテランの大量退職などを受けて採用者数を増やしており、16年度の西日本製鉄所の採用者数は、同社発足の2003年以降、最多。女性の採用者数は昨年度の28人から、今年度は59人と倍増した。
入社式は新入社員の数が多いことから一カ所に収まらず、倉敷・福山の両地区に分かれて開かれた。倉敷地区では、新人197人を前に、弟子丸慎一西日本製鉄所長・倉敷地区所長が挨拶。「当製鉄所は世代交代の真っ只中。自分たちが次の世代を継承し、この製鉄所を支えるとの意識を持って、先輩方の技術・技能を積極的に習得してほしい」などと話し、JFEの現場マンとして社会人生活を踏み出す新入社員を激励した。
新入社員による決意表明を男女一人ずつが読み上げ、岡山市出身の坂本未来さん(18)は「女性30人が入社し、鉄の現場で活躍する女性のフロンティアとして、会社に新たな風を吹き込むとともに、同じ鉄鋼会社で働く一員、仲間であるという意識を持って全力で業務に取り組んでいく」と宣誓した。
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