なぜ欧米の若い有権者たちは「古い政治」を見限ろうとしているのか
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スティグリッツの評論。皆概ね分かっていることだが権威ある学者のまとまった文章は少ない。基本的に同意するが「ヒラリー・クリントンやバーニー・サンダースが提唱する改革が採用されたなら、すでに不安定な生活を送っている人々を食い物にする金融システムの能力は抑制されることだろう。そして二人が提案する徹底した改革は、アメリカが高等教育に融資する方法を変えるだろう。」は同意しない。クリントンは自分自身の支援者であるエスタブリッシュメントが不利になる政策は取らない。
日本とそっくりな部分がたくさん。日本で言われてることは西欧米先進諸国共通の課題でもあるわけだ。それにしても、日本の新卒採用システムは最近批判も多いけども、西欧の現状をこうやって読むと、弱者である大学生にとっては良いシステムなのかもと初めて思った。何でもかんでも経済的合理性が国家全体の最適解ではない可能性があると。
処方箋には?もつきますが、現状の若者の絶望感は、よくわかります。米大統領選のトランプ旋風の底流も。※政治と経済についていえば、ナショナリズムとグローバリズムの対立という点も見逃せないと思う。トランプ批判は、ほとんどグローバリスト側からの、逆襲でしょうね。