全日本トラック協会アンケート、「引越安心マーク」徐々に浸透
2016/03/11, 日刊自動車新聞
全日本トラック協会(星野良三会長)はこのほど、制度2年目を迎えた「引越安心マーク」の認知度アンケート調査を実施した。それによると、見たことがあり何のマークが知っている、と答えた人が8%と徐々に浸透して来ているが、7割以上がまだ知らない状況となっており、今後とも継続的に制度をアピールしていく必要がありそうだ。
調査期間は27年9月で訪問調査(サンプル数1200件)、WEB調査(同1万2000件)で実施した。調査地域は全国で、15~79歳の男女、個人を対象とした。
サンプル数の多いWEB調査についてみてみると「住んでいる地域」として最も多いのは「関東・甲信」で35・6%を占めた。次いで「中国・四国・九州」が20・2%、「近畿」16・5%、「中部・北陸」16・2%、「北海道・東北」11・5%となっている。
「引越回数」で最も多いのは「2~3回」で34・2%。「6回以上」が20・9%、「4~5回」が18・6%、「1回」が15・2%などとなっている。「引越したことがない」は11・1%。
「最後に引越した時期」で最も回答が多かったのは「今から2年以上前」で77・7%。「今から半年前までの間」が2・4%、「今から1年前までの間」が2・3%、「今から2年前までの間」が6・5%となっている。
1年以内に引越しをした回答者から、500人を選択し「引越業者の探し方」を尋ねたところ、最も多かったのは「インターネット(一括見積サイト)」で33・0%に上った。ついで「引越業者のホームページ」が18・1%でインターネットの利用が5割を超える結果となった。「紹介(勤務先、不動産屋など)」が14・6%、「リピート利用」は8・0%となった。
「引越業者を決めた理由(複数回答可)」では同じく500人に聞いたところ、「価格の安さ」が28・2%で最も多かった。以下「営業担当者、電話受付のよさ」が15・9%、「紹介」が10・4%、「プラン・サービスがニーズにあったため」が10・1%などとなった。
同じく500人について「引越安心マークの認知度」を尋ねたところ「見た経験があり何のマークか知っている」は8・0%。「何のマークかは知らないが見たことはある」は8・4%、「マークは見ていないが名称は聞いたことがある」が6・4%、「全く知らない」は77・2%だった。全体の2割が見たり聞いたりしたことがあるとしている。
「引越安心マークをどこで見たか(複数回答可)」では、最も回答が多かったのは「トラックの車体で」で35・0%を占めている。「インターネットで」は26・9%、「雑誌・新聞・TV・ラジオで」が23・1%などとなった。
同じく500人について「今後、引越安心マークを参考にするか」という設問については「引越安心マークの業者から選ぶ」が20・2%、「ある程度参考にする」が50・0%、「参考にしない」は10・2%で、選択の目安として利用するという回答が7割を超えた。
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