介護職員 給与増加は4人に1人にとどまる
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介護報酬をあげろという声がありますが、介護報酬とは事業者に支払われる分なので、これをあげても事業者に届くお金が増えるだけで、介護職員の報酬には直結しません。
そうではなく、介護職員の賃金に直結させるため、介護職員の賃金を上げたり、待遇を改善することで介護報酬が上がっていくようなインセンティブ形成の仕組み(処遇改善加算)を政府も作ったのですが、結局事業所に支払う報酬総額が引き下げられたので、このインセンティブ形成がうまくいかなかったのです…。介護職員、あまりというか全く気付かれていませんが、ものすごく専門知識が必要な職業です。
集団生活になるので、ある程度、食事の時間に合わせたり、用事を待ってもらわないといけないなど、
ある程度の我慢が必要になります
その時に、
若い頃であれば、何かを学んだり、決まりや規則にのることもしょうがないと思えます
けれども、70年、80年と、自分のルールが出来上がっていると、
新たな生活を強いられるように感じて、ものすごく抵抗感が生まれることがあります
おそらく、いまの自分であっても、集団生活をしなければいけないとなると、かなり抵抗感が出るのではないでしょうか
そこに抵抗感を生ませないような話し方や、工夫、システムを作らなければいけないわけです
話し方は、人それぞれ、マイルールに合わせて、変えなければいけません。
認知症などの疾患もある人も多いので、その疾患を理解しながら、言葉を選択する必要があるわけです
疾患やケアの仕方はものすごく複雑です
人生の最後に関わることに近いわけです
それに全力で向かい合うには、相当のエネルギーがいります。
疾患や状態によっては、ケアを間違えると死んでしまうこともあります
そういう職業であるのに、
給料が低いというのは、それを全く分かっていないからではないでしょうか
自分たちの人生の最後を任せる人たちです
そんな人たちが安い給料でいいのでしょうか
ロボットや外国人に頼る、そういう流れもありでしょうが、自分が介護されることを考えてどうでしょうか?
おそらく、感情的に抵抗感が生まれるのではないでしょうか
お金ではないと言われるかもしれませんが、
今の仕事で、お金なしで働きたい、そう思える人はどれくらいいるでしょう。
介護職員の中にもお金じゃないと思い、本気でやっている人たちはたくさんいます。
けれども、その一部の人たちに頼っていて、限界にきているわけです。
教育体制においても、
医学的な知識、看護学的なケア技術、心理学的なコミュニケーション技術、これらを学ぶには6年生であってもいいのではないかと思っているくらいです。
普通の企業と同じです。
働いている人を大事にできない企業は、客にいいサービスを提供できるでしょうか。
そういう企業がどういう道を辿るかは分かるはずです。
もう一度、考えてみてもいい話ではないでしょうか。