【佐渡島庸平】変容する出版界。いま本をつくる意味は

2016/2/13

漫画は評論しにくい

漫画というのは、実は極端に評論しにくいジャンルです。僕も「マンガHONZ」に書評を書いていますが、まず連載中だとあらすじを書きにくいし、漫画はキャラクターで魅せるところがあって、セリフじゃない部分に魅力があったりするから、引用するのも難しい。

一番レビューしづらいのは、『What’s Michael?』（講談社）ですね。とにかく猫がかわいいというだけなら、インスタグラムの猫画像や、ユーチューブの猫動画が『What’s Michael?』の代わりになれるかというと、絶対になれません。

コメント

注目のコメント

• 佐渡島 庸平

  コルク 代表取締役社長

  ・2016年02月13日

  コミュニティという言葉をキーワードにして、世の中のいろんな出来事を見直して、考え直している。そうすると、急に、なぜあれが売れて、あれは売れなかったのかがわかることがある。
• 牧野 泰才

  東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授

  ・2016年02月13日

  今回もいろんなポイントが詰まっていて、あちこち刺さりました。
  「流川と桜木が交わすハイタッチの、あの気持ちいい感じと同じくらい気持ちいい見開きをやりたい」
  これはすごくよくわかるし、宇宙兄弟にそういう気持ち良さはとても感じています。今後もそういう作品を送り出し続けてほしいです。
  
  ネットのコンテンツとして人気を集めて、そこから書籍になるという関係もなるほどなぁと思って読んでいたら、最後に「＊本連載は、文藝春秋より今春に単行本として出版される予定です。」なるほど。
• 箕輪 厚介

  ㈱幻冬舎 編集者

  ・2016年02月13日

  お！「たった一人の熱狂」。
  先日、見城と佐渡島さんの対談をしましたが、後にも先にもこんな濃い編集者対談はないであろうものになりました。
  雰囲気とか全く違うのに、考え方はむちゃくちゃ似ていて、やはり時代が変わっても本質は変わらないんだなと感じました。
  ニューズピックスに掲載されるので、お楽しみに。