大学アメフト指導者が年収8億円超!?プロ野球より大きい米アマ競技の世界。
コメント
注目のコメント
わたしの連載記事で恐縮なのですが、Number Webの連載、第20回なので、転載します。
今回は、気持ちもこもってます。
先日参加させて頂いたJapan Coaches Awardからインスパイアされた記事です。
やみくもな変化は私も良くないと思います、でも、しかし、あまりにも違い過ぎるアマチュアスポーツの環境について書きました。
挑戦したいテーマです。アメリカのスポーツも欧州サッカーも、「ビジネス」です!
日本のスポーツでは、今だにお金の話をするのがタブー的な感じがありますが、国際競争力を改善するためにも、マインドセットの変革が必要ですね〜!カレッジスポーツ指導者の年俸が初めてMillionを超えたのは20年ぐらい前のことで(Florida StのBobby Bowden)、それまでは大学教授レベル+αだったようです。指導者に高い年俸を支払うことは目的ではなく、アマであってもゴリゴリ収益化を進めていった結果、市場原理でつり上がっていったというのが実態でしょう。結果、スタジアムや練習環境含むインフラにも再投資されるだけでなく、他のスポーツにも分配されているという点も忘れてはいけないでしょう(各校マイナースポーツにもStudent Athleteは存在するが、フットボールとバスケ以外はほぼ収益化できてない)。
かつて母校では、早慶戦のチケット収入を中心とした六大学リーグ戦の分配金で他の体育会各部にもお金を回せるぐらいの収益を産み出していました。今はその余裕は全くないといっていいでしょう。「部活」の延長で公平感を推し進めた結果、全体がジリ貧になるようでは誰も得をしません。各校、ないし学生スポーツ全体が「競技軸を超えて」如何に稼げるところで稼ぎ、どうやって再分配に回すかを戦略的に設計することが求められているのではないかと思います