自転車レースで「隠しモーター」、史上初の技術不正が発覚
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前から話題になっていた「機材ドーピング」ですが、ついに発覚者が出ましたか。
ちなみに、こんな↓ものが仕込まれていたと推測されます。
http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=20293
通常のドーピングと同様に、機材ドーピングもなかなか発見するのが難しくなっています。
今やシマノDi2、カンパニョーロEPSなど、電動でシフトチェンジをおこなうシステムは常識(僕でも使っているくらい)なので、バッテリーとケーブルが見つかったくらいなら、しらを切り通せるかもしれません。
将来的には、電動シフトは禁止されるかもしれないですね。このような不正の場合、誰が真相を知っているのでしょうか。
それは、不正をした本人です。
何人か関わる不正もあれば、一人だけの時もあります。
けれども、本人は必ず知っています。
カンニングなどでも同じです。
カンニングをして、高得点だったとしましょう。
そこで、他の人から褒められたとします。
どう思うでしょう。
嬉しいでしょうか、確かに褒められていることには嬉しく感じるかもしれませんが、同時に自分は知っているのです、その高得点はカンニングをしたからだと。
だから、その高得点は自分の力ではない、カンニングをしたからだと思ってしまいます。
それは、自己評価を下げることになるのです。
誰かに褒められれば褒められるほど、褒められるたびに。
今回のレースの件が事実かどうかは分かりませんが、仮に事実であったなら発覚してよかったのではないでしょうか。
テストもスポーツも他の仕事でも同じです。
自分が本当に正しいと思っていない方法で、不正だと思っている方法を使って良い結果を得られたとしても
その良い結果に対して、褒められるたびに、自己評価を下げることになります。
それは、なぜか。
自分が1番知っているからです。
他の誰よりも。
良い結果を得たいのは、良く見られたいから、良い自分と思ってもらいたいからです。
それにも関わらず、良くない方法を選択して得られた結果なのを知っているから、
自分は本当はダメだと、自己評価を下げるのです。
けれども、表面上は良い自分、求める自分、褒められる自分を得られるので、
どんどん、どんどん嘘を繰り返し、どんどん自分が求めるものから離れていきます。
それに自分で気づいていながら、短期的に褒められるという刺激を求めて繰り返してしまうのです。
自分が本当に望んでいる状態は何なのか、地位や名誉やお金などの表面的ではなく、精神的にどうありたいのか、どんな気持ちでいたいのか、それを考えて、それにつながる行動をしていくことでしょう。
不正が事実であれば、この選手が本質的に求めるものは、おそらくこの不正から優勝したとしても、得られないのではないでしょうか。シクロクロスは日本でも年々認知度が上がっているオフロード競技であり、ベルギーはシクロクロスの強豪国であり中心国。このニュースはかなり衝撃的。泥も付くし担ぎが必要なエリアもあるし、なかなか過酷な環境なのでにわかには信じがたいですが、実際に出てしまった今となっては・・・。
シクロクロスは日本各地で冬季に開催されていますが、原則人気の少ないところが多いです。しかし、2/13,14にはお台場で行われるので、(こんなニュースであれですが)見に行ってみるのも面白いと思います。ロードレースよりオフロードでスピードが遅いし、コース全体も見渡せるので観戦は面白いです。(出るのは喉から血の味がする記憶しかない・・・)
http://cyclist.sanspo.com/219466