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沖縄で雹が降ったり、日本中が大寒波に襲われているが、地球の反対側のアメリカでも、市民生活や経済に大きな影響が出ている。
今回の寒波の仕組みは、北極を覆った寒波が地球の自転によって西から東に移行する様を伝える天気番組で良く理解できたが、これを見て、2004年の『デイ・アフター・トゥモロー』というアメリカ映画を思い出した。地球温暖化によって、逆に突如氷河期が訪れるというSF映画である。
地球温暖化によって南極大陸の棚氷が融け始め、それによる海流の変化が氷河期を引き起こす可能性があると察知した気象学者が、その危険性を副大統領に訴えたものの相手にされず、その直後から世界各地で異常気象が頻発し始め、世界中がパニックに陥るという内容である。
この映画に関連して、2005年11月30日付けのAFP通信の記事では、映画と同じ理論で実際にヨーロッパでは、今後十年単位で平均気温が4度低下する恐れがあるという科学者の見解を伝えたそうだが、地球温暖化が氷河期を招くリスクがあるというのが何とも皮肉なことである。寒くなると、「地球温暖化は幻想だ」という意見が出がちだ。だが、忘れてはいけないのは、今年は記録的な暖冬だった点と、それが今や記録的な低温となっている点だ。つまり、「気候変動」が続いているのだ。
やはり、何かが狂ってきていると考えるのが、妥当な判断だと思う。