[東京 18日 ロイター] - 安倍晋三首相は、18日午前の参院予算委員会で、消費税率10%への再引き上げについて「(税率8%への引き上げで)確かに消費に大きな影響を与えたのは事実だが、消費税の引き上げは必要。そういう環境を作る」との認識を示した。小池晃委員(共産)への答弁。
消費税率10%に引き上げられる環境作っていく=安倍首相
Reuters
2016/01/18
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コメント
注目のコメント
民主党は確かに経済政策に難があった。財務省などの官僚と対峙した結果、官僚から経済政策の協力が得られず、その末期にはどうにもならなくなって、党を割る結果となっても、財務省の意向に従って野田政権は消費税増税を決めた。
しかし、自公にしても政治家は経済をあまり良く分かっていない。それは政治家は単に国民の代表なのだから、経済に関して国民の平均的理解を遥かに上回る経済の知識を持つ人が選挙で確実に選ばれるとは期待できないからだ。
安倍総理はリフレ派と呼ばれる人々を経済ブレーンに付けたが、その政策は破綻している。民主の二の舞いになるのは避けたいところだろう。財務省の意向はもう無視できない状況になりつつあるのだろう。「(税率8%への引き上げで)確かに消費に大きな影響を与えたのは事実だが、消費税の引き上げは必要。そういう環境を作る」
いかにも今日はタイミングが悪かったですね。全然説得力が感じられません。
そもそも”消費税の引き上げは必要”というのは、名目GDP600兆円を目標とする動きからすれば論理矛盾していると思います。
消費税を増税することで名目GDP600兆円の目標達成は遠のきますし、またこれは税収を中長期的に減少させる要因となり、はてはプライマリーバランスの黒字化を困難にさせる、つまり財政健全化にとっても悪影響を及ぼすことになるでしょう。
税収弾性値を誤認識したまま政策実行するとまたもや一昨年と同様の失策を犯すことに・・・。個人的には、8%に意味があったのか疑問に思います。
どうせ上げるなら10%まで一気に引き上げればよかったのに…
もちろん非課税品目もきちんと精査した上で。
そもそも消費税引き上げに反対の声があがるのは、今できることを全てやりつくしていないから。
削れる出費を削ってから税率引き上げが妥当。
とりあえず税率を上げて財源を増やしてから使い道を考えるのは、小学生だってできます。
こういうのは子供の頃から裕福な家庭で育った(言葉は悪いですが)世間知らずよりも、普通の家庭で育った人の方が向いてそうですね。