沖縄 3世帯に1世帯が貧困状態 子の貧困も全国最悪(沖縄タイムス)
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調べると絶対的貧困というのは主に1ドル以下で生活するような状態を指すようで、この記事で引用しているのは相対的貧困率との間違いなのではないかと思ってしまう。相対的貧困率は国の所得全体が上がる一方でその地域の所得は横ばいであれその地域の貧困率は上がるから、なんとなく納得できる。短期間でこれだけ貧困率が上がるのは絶対的貧困率の定義からすると不自然だし。何れにせよこのデータがどれだけ実態を表しているのかは気になる。そもそも物価も安いはずだから、すごい悪い生活にはなっていないのではないだろうか。
(朝日新聞の相対的貧困率の定義)
「相対的貧困率(2014年07月16日 朝刊)
世帯収入から子どもを含む国民一人ひとりの所得を仮に計算し、順番に並べたとき、真ん中の人の額(中央値)の半分(貧困線)に満たない人の割合。子どもの貧困率は、18歳未満でこの貧困線に届かない人の割合を指す。今回の調査では中央値は244万円、貧困線は122万円だった。」私も、これは「相対的貧困」の間違いではないか、と思い、引用されている研究もとデータを検索してみたのですが、うまく見つからず。
ユニセフが子ども向け教材と思われる記事で、貧困の定義はいろいろある、と書いていますので、世銀定義とは違うのかな、と思いました。
https://www.unicef.or.jp/kodomo/teacher/pdf/fo/fo_45.pdf
定義の問題はたぶん枝葉なので、子どもにとって機会平等な社会を作るためにどうしたらいいか考えるのが大事ですね「相対的貧困率」の誤りでしょうね。
琉球新報の記事をみると、「絶対的貧困率」ではなく、「貧困率」としており、全国平均が14・4%となっていることから、厚労省による相対的貧困率の調査と一致します。
英語の記事も、「poverty rate」となっていますが、相対的貧困率のことでしょう。
http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-216676.html
http://english.ryukyushimpo.jp/2013/12/20/12627/
相対的貧困と絶対的貧困の定義としては、
●相対的貧困(Relative Poverty): 生活水準が他と比べて低い層または個人
(Groups or individuals whose living standards are lower than those of other groups or individuals)
●絶対的貧困(Absolute Poverty): 生活水準が絶対的な意味で低い層または個人
(Groups or individuals whose living standards are lower than the minimum living standards in the absolute sense.)
絶対的貧困については、世界銀行がつくった「2008年時点の購買力平価換算で一日あたりの生活費が1.25ドル未満の状態」というのがあり、一つの定義のものであるべきという観点からすれば、これがその定義にあたります。