5Gに向けた合従連衡が国内でも起こるか?(和泉美治)
2015/12/30, NewsPicks編集部
予測の3つのポイント
・電機セクターで最もホットな話題はIoTだが、これを陰で支える通信インフラメーカーの動きに注目。2016年は5Gの標準化に向けての動きが本格化する5G標準化元年になると予想する。
プレミアム会員限定の記事です
今すぐ無料トライアルで続きを読もう。
オリジナル記事 7,500本以上が読み放題
オリジナル動画 350本以上が見放題
The Wall Street Journal 日本版が読み放題
JobPicks すべての職業経験談が読み放題
コメント
注目のコメント
5Gではそもそも3G/4G時代のCDMAから変調方式が変わるため、また利用周波数帯も大きく変更になる(高周波数帯)ため、設備の拡張ではなく、3G構築時と同様の設備投資が見込まれ、これらの会社は大きく売り上げが上がります。
IoTを支える基盤のため、かはまだ不透明ですが、すでに現行4Gでは、通信量制限で単純にリッチメディアの視聴が限界に来ている。
これを解決する為だけでも5Gの整備は急務で、日本では2020にかけて研究・商用化・設備投資は一気に進むでしょう。
富士通・NECは記事にもあるようにNTTドコモを中心とした国内向けが多い。私は別の観点で、彼ら及び国内キャリアに注文をお願いしたいです。
5Gでは国内キャリア用の「独自仕様」をやめましょう。多少の保守性などはアップしますが、そのための開発ラインなど、無駄が多い。そのまま輸出できる装置を作らないと、グローバル展開の足かせになってしまうので、5Gは汎用機であることを望みますし、最近はそうなってきているので、そのまま世界標準仕様すっぴんの装置を国内、海外に展開すればまだまだ富士通もNECも戦えますし、期待しています。通信業界の場合、日本企業の決断は常に遅い。それはまったくNTTのせいではなく、通信メーカーの経営者の能力の問題なのだが、なぜかメディアも役所もNTTやドコモを非難してもメーカーには甘い。ガラパゴスの真因は何かそろそろみんな理解してもいいと思うけど。
キャリアは以下の理由で5G投資に慎重です。
・モバイルデータのトラヒックは年々倍増しているが、付加価値はOTT等に流れていっていること。
・キャリアにとってショックだったのは、マーケティングはHigh Speedを売りにしていたのが、ユーザー満足度では9割以上の利用者にとって、500kbps以上になると満足度向上に寄与しないこと。動画やゲームも含めたほとんどのアプリは500kbps以下で動いている。
従って巨大な設備投資をどう回収するのか、戦略の転換が問われます。
ちなみにユーザー満足度に貢献するのはspeedよりlatency(遅延時間)です。IoTでも自動運転などで重要な要素になります。
この記事の著者 / 編集者
この連載について
新着オリジナル記事
配信メディア
今日のニュース
- 137Picks