【孫泰蔵】セミナールームの元祖は「湯屋」。江戸時代から得るビジネスのヒント

2015/10/31
3人目に登場するのは、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの創業者兼会長で、現在はスタートアップ支援の会社も経営する孫泰蔵氏。ITで社会変革を試みてきた立場から「古今東西の社会に学ぶべきだ」と語る、その真意は。

Amazonのショッピングカートに“積ん読”

読書のペースは時期によって波があるんですけど、多いときで1日1冊、そうでないときで週に2~3冊程度でしょうか。新書や文庫、ムック本など種類はさまざまで、基本的にはその時々に学びたいと思っているテーマに手が伸びます。
実は今も、アマゾンのショッピングカートに15冊くらい入っているんですけど、購入ボタンを押せずにいます。買ったら1日で届いてしまいますから、すぐに読まなければなりません。だから、もう少し余裕ができてから……と、先延ばしにしていて。これもいわゆる“積ん読”の一種でしょうか。
ちなみに今カートにたまっているのは、どれも江戸時代について研究した本ばかり。当時の風俗や文化、人々の暮らしぶりなど、歴史の教科書には載っていない情報をまとめたものですね。

古今東西の社会から、ITビジネスの着想を得る