「上海 23日 ロイター] - 23日の中国・香港株式市場は、反落して取引を終了した。財新/マークイットがきょう発表した9月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が47.0と、6年半ぶりの低水準に落ち込んだことを受け、急激な景気悪化に対する警戒感が高まった。

上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数<.CSI300>は、76.003ポイント(2.28%)安の3263.028。上海総合指数<.SSEC>は69.7306ポイント(2.19%)安の3115.8881で引けた。

主要セクターのすべてが下落、CSI300エネルギー指数<.CSI300EN>は3.5%下げた。一方、深センの新興企業向け市場、チャイネクスト<.CHINEXTC>は0.2%高。

宝山鋼鉄<600019.SS>など、中国の大手鉄鋼メーカーは3%超下落し、大幅安となった。経済の冷え込みで、鉄鋼への需要が一段と減退する、との不安感から売り込まれた。

香港市場では、ハンセン指数<.HSI>が493.67ポイント(2.26%)安の2万1302.91。ハンセン中国企業株指数(H株指数)<.HSCE>の終値は265.14ポイント(2.70%)安の9570.25となった。香港でもすべての主要セクターが売られ、なかでもエネルギー株<.HSCIE>が4%超の下落と、最も大幅な下落率を記録した。