経済失政、人民反乱、権力闘争、軍制改革。習近平を襲う「内政リスク」
2015/09/22, NewsPicks編集部
問題は経済のハードランディングだけではない
経済失政、人民反乱、権力闘争、軍制改革。習近平を襲う「内政リスク」
2015/9/22
経済停滞が国内の政治問題を深刻化させる──。中国問題を語るうえでは、よく使われる言葉だが、実際のところは何が起きているのか。予想を超える内政リスクの実態を、ジャーナリスト・福島香織氏がリポートする。
いつの間にか消えた「リコノミクス」
中国の習近平政権に対する評価は、かなり割れている。
農民、労働者ら基層民から「習大大」と呼ばれ、圧倒的な支持を受け、政敵を政治局常務委員経験者や中央軍事委副主席経験者まで刑事処分できるほどの権力掌握を実現しているという評価もある一方で、実際のところは、軍内部も官僚も知識人も習近平に心から忠誠を誓っているわけではなく、政治も経済も社会もむしろ不安定化しており、権力掌握にはほど遠いという意見も少なくない。
私は後者の立場である。むしろ習近平の直面する内政リスクというのはこれまでになく高まっているように見える。今の中国は、何が起きても不思議ではない、という気がする。
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