[東京 11日 ロイター] - 日本生命保険[NPNLI.UL]と三井生命保険は11日、経営統合することで基本合意したと発表した。少子高齢化を背景に市場が縮小し、契約者の志向が変化するなか、国内市場の基盤を強化し盤石にするのが狙い。実現すれば、約11年ぶりの生保業界の再編となる。

日本生命は三井生命の株式を公開買い付けし、85%程度を保有する。買い付け価格などの具体的な条件は、決まり次第公表する。残る15%は、三井住友銀行など三井グループ会社が保有する予定で、その保有比率やその方法も決まり次第、発表する。

経営統合は2016年3月末までに完了する予定。

買収後もそれぞれのブランド名は残すほか、それぞれの営業方針などは「最大限尊重」するため、拠点の統合は行わない。銀行窓販や代理店で商品を供給し合えるかなど、両社が協力関係を築けるところを見極める。

*内容を追加しました。