「人口爆発」の時代に突入するアフリカ
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アフリカの人口爆発は経済成長への大いなる可能性を開くとともに、地政学的なリスクにもなりうる。爆発期の人口はその絶対数もさることながら、消費意欲旺盛な10-20代の若年層のウエイトが高くなるのが特徴。一方でアフリカにはイスラム圏の国家が多く、原理主義やテロ、反乱、移民はまさにこの層のエネルギーにドライブされる傾向がある。つまり、記事の最後に懸念が示されている通り、彼らの欲求を満足させられるだけの経済成長が達成できるかどうかが、今世紀の世界の安定を占う重要なポイントの一つになると思う
注目のコメント
2014年のアフリカ全土の名目GDPの合計が約2兆4,500億USD、世界全体の名目GDPの3%強に過ぎないことから考えると、以前から指摘されているようにアフリカは「最後のフロンティア」であることは間違いないですね。
とくに記事内で指摘されているサハラ砂漠以南アフリカ(サブサハラ・アフリカ)は総人口の増加もさることながら、生産年齢人口増加率が人口増加率を上回るという人口減少かつ生産年齢人口の減少が深刻化していく日本からすると羨ましい限りの状況。
もちろん今日まで経済成長していない背景には政治的、経済的、さらに文化的な障壁が高く聳えていて一筋縄でいかないことは容易に想像できる話。
ただ日本はあくまでも内需主導の経済成長に主眼を置きつつも、アフリカに対する有形無形の経済協力を行なう必要性が大きいとはいえるでしょう。
これによってもちろんアフリカ自体の経済成長に資することになりますし、それは日本自体の利益にも繋がりますから。
"年齢別の人口構成をみていくと、世界の中でサブサハラ・アフリカだけは、生産年齢人口(15歳以上65歳未満)増加率が人口増加率を上回る「人口ボーナス期」が21世紀終盤まで続く。筆者が計算してみたところ、サブサハラ・アフリカは2080年代まで人口ボーナス期が続く見通しだった。世界各国が高齢化していく中で、ほとんどサブサハラ・アフリカの国々だけが、今後70年近くに亘って若年人口主体の人口構成比を維持し続ける見通しなのだ。"社会の構成員相互の「信用」が確立されることが発展の前提かと。「信用」が確立されない社会では、取引コストが高くなります。
かつてインドに滞在した際に、何事にも値段交渉が必要でしたが、エネルギーと時間を膨大に消耗します。まずは基礎教育分野と道徳教育でしょうね。
Kasakawaさんがコメントされているように、食料品や衣料品、日用品の輸入依存から脱却することが先決。輸入依存から脱却した国は、周辺諸国に物を売れますから、頭一つ抜けることができる。