"プロテスタンティズムの禁欲の精神から生まれでて、近代資本主義の構成要素となった「天職理念を土台とした合理的な生活態度」は、意図せずにして合理的産業経営を基本とする社会的機構をつくりあげた。そして、いつしか外的な社会機構が「鋼鉄のように堅い檻」として、一定の禁欲的行動を強制するようになってしまった。内面化されていた宗教的な信仰は力を失い、いまや禁欲の精神は忘れられて、行動様式だけが残存している。"
今回は言わずと知れた教養書、プロ倫こと、『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』です。こういう本を読みこなしてこそ、読書家ですね。
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