「オワハラ」に悩む就活生。この“圧力”は違法ではないのか
2015/08/04, NewsPicks編集部
第1志望ではない企業の執拗なプレッシャーに嫌気
「オワハラ」に悩む就活生。この“圧力”は違法ではないのか
2015/8/4
NewsPicksには、さまざまな分野で活躍する有力ピッカーがいます。そんなスターピッカーに「人生の悩みを相談したい」という要望に応えて、相談コーナーを設けています。今回の連載は、荘司雅彦弁護士による法律相談。皆さんから寄せられた相談に、人生経験豊富な荘司弁護士がロジカルながらも人情味あふれる回答をします。
【荘司先生への相談】
はじめまして。私は、就活真っただ中の大学4年生です。
今、ある中小起業の選考が進んでいるのですが、進むにつれて、最初親身になってくれていたリクルーターが「うちが第1志望だよね?」と怒り気味でしつこく聞いてくるようになりました。
第1志望ではありませんが、毎回「第1志望です」と言わざるを得ません。ほかの企業の選考でも似たようなことがありストレスに感じています。内定を辞退させないために、圧力をかける企業のやり方は許されるのでしょうか。
(大学生、男性、20代)
法は「内定取り消し」には厳しい
リクルーターの人から「うちが第1志望だよね?」と怒り気味でしつこく聞かれてストレスを感じているのですね。
ご相談内容からは明らかでないのですが、圧力をかけている企業が内定を出しているか否かによっていささか事情が異なります。
そこで、まず採用内定の法的性格についてご説明します。
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コメント
注目のコメント
うちの妻は、第二志望のところで内定が出た時に、うちが第一志望なのか?他を受けるつもりはあるのか?を聞かれ、同業他社が最終面接まで進んでいて、そちらの方に受かったらそちらに行くつもりと、正直に言ってしまったそうです。それに対しての反応は、じゃあそちらの面接が終わるまで判断を保留にしておくから結果が出たら連絡を下さい。だったそうで、そういうこともあるんだなぁと。結果的に、第一志望の方に就職しましたが、第二志望の会社もいい会社だったという印象だったようです。
まぁ、就活生にいい印象持たせたところで大して意味は無いかもしれませんが、個人的にはお互い正直な方が幸せだなぁと思ってしまいます。私は新卒時に某メガバンクに就職予定でした。
親にもメガバンクに行くと伝えリクルーター同伴で意思確認のみの最終面接に向かいました。しかし面接5分前に翌日に面接予定のリクルートに本当は未練があると思わずポロリ。
リクルーターの方が「個人として君の夢を応援したい」
と言ってくれ、枠をキープしたままお偉いさんの面接をキャンセルして送り出してくれました。
私は翌日のリクルートの面接で内定を貰いました。
その足でメガバンクのリクルーターの方には結果を報告して、なぜか2人で泣きました。
就活の影響力の大きさを実感した私は以来10年間就活生のサポートを個人で行っています。
世の中オワハラだけではない、というお話でした。
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