銀座ルノアール、新業態店舗を出店 “女性のオアシス”提供
2015/07/31, 日本食糧新聞
銀座ルノアールは25日、新業態の「瑠之亜珈琲」を東京・銀座インズに出店した。同店は「大人の女性のサードウェーブ」をコンセプトにした喫茶業態の店舗。
同社の主力「喫茶室ルノアール」と違い、女性層に支持されることを狙ったメニュー展開などを行っていく。年間で約5店舗の出店を目標として取り組んでいく。
6月末に就任した小宮山誠社長は「新体制で取り組む新たな業態提案として、『瑠之亜』を皮切りに、消費者ニーズに適した価値の創造に挑戦していきたい」と意気込みを語った。
「瑠之亜珈琲」は、女性の社会進出が進む中で、女性のオアシスの必要性を考慮して開発した。同社がこれまで「ルノアール」で培ってきた空間提供業をベースとしながらも、女性をターゲットにした内装やメニュー展開を行っていく。コーヒーへのこだわりは、各国のスペシャルティコーヒーを常時4種類揃える。
フードは「アボカドシュリンプエッグサンド」を提供する。スイーツは、「瑠之亜まるごとアップルパイ」を看板商品とする。ドリンクメニュー26種類、フード11種類、スイーツ6種類をグランドメニューとし、モーニングセットやランチセット、季節メニューなど販売する。
また、コーヒー豆やギフトなどの物販も用意している。客単価は750円を想定し、月商は600万円を目指す。
銀座ルノアールとして新たな体制でスタートを切ったことについて、小宮山社長は「お客さまに喜んでもらえる付加価値の提供をしっかりと引き継いでいきながら、若い考え方で変化もしていきたい」と語った。また、業務提携をするキーコーヒーとの関係については「人や技術の交流を行い知識、情報などを共有しているが、今後はよりキーコーヒーと連携を強めて、銀座ルノアールの強みを発揮していきたい」と述べた。
(久保喜寛)
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