2024/9/12

【基礎からわかる】兵庫知事パワハラ疑惑、何が問題なの?

NewsPicks 編集部記者
兵庫県政が、斎藤元彦知事のパワハラ疑惑によって揺れている。
知事の問題を告発した県幹部が死亡する事態にまで至り、県議会(定数86)は、維新の会を除く4会派と全無所属議員が12日にも、斎藤知事に対して共同で辞職を求める方針だ。
もっとも、維新は単独で辞職を要求済みのため、これで全議員が斎藤知事に辞職を申し入れることになる。
当の斎藤知事は11日の定例記者会見で
間違いもあったかと思いますが、自分自身はこれからも一生懸命、あくまで県民の皆さんのためにやっていきたいという思いでいます。
と述べるなど、自ら辞職する考えがないことを強調した。
ところで、今回の問題のキーワードとも言える「公益通報」とは、いったい何なのか。
自治体に限らず、民間企業でも告発者を守る制度は、実はしっかりと定められている。
兵庫県のケースを「反面教師」にしながら、公益通報の概要から通報を受けた場合のあるべき対応まで、識者の解説を交えて説明する。
INDEX
  • Q①:兵庫県知事の周囲で何があったの?
  • Q②:そもそも「公益通報」とは?
  • Q③:通報者は本当に守られるの?
  • Q④:県の対応はどこがまずかったの?