オープンAI、推論AI「ストロベリー」を2週間以内に発表=報道
AI要約
- 1米オープンAIが新たな対話型AIモデル「ストロベリー」を発表予定
- 2ストロベリーは質問に答える前に考える能力があり、チャットGPTの一部として提供される
- 3初期バージョンはテキスト生成可能で画像生成は不可
コメント
注目のコメント
詳細はローンチされたら明らかになるとして、わざわざ「推論」と付けていることからすると、既存の次単語予測(Next Token Prediction)とは異なるネットワークが組み込まれているということなのでしょうか。(具体的な技術としては、モデル自身がファインチューニングし自己学習を繰り返すSTaR(Self-Taught Reasoner)がストロベリーの肝になっているとのこと)
単純に単語間の関連性から文章を出力していたこれまででしたが、何かしらの数理的な予測もできるようにとなると、ハルシネーションの減少にも貢献するのでしょうし、得られる回答の正確性も高まりそうです。これまでのLLMにあるような「単語予測」のアルゴリズムとは違う方法で、AIの能力向上を進める方針だと考えられますね。
回答の前に「考える」タイミングが生まれるというのは、まるで人間のようだと好意的に受け取ってしまいがちですが、単純にユーザーとしては、レスポンスが遅いのであれば既存のLLMの方が良いと感じてしまいそう。
「打てば響く」使いやすくて賢いAIが登場するまでの過渡期のサービスとして、ほどほどに期待しながら様子を見るのが賢明でしょうか。解答する前に、考える。
これは人のアイデアを羨むばかりに、そんな事ができるようになった人間もいるのでは?
話しをしている時に、しばらく黙っているのに、話し始めると何故だか「相手」の考えているアイデアを、まるで取って代わったようになる人物に心当たりがある人達は「チーム」だったりするかもしれませんよ。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
The laughing man
サリンジャーを引用した 「笑い男」に目を盗まれても、気づかない内に笑い男だけ見えなくなってしまう。
頭の中にあるはずのアイデアは、先に口にした方が「オリジナル」
「脳潜入」は、アニメ上の犯罪ですがストロベリーの考える、は該当しないのでしょうね。
それが現実になると、それは終わりの始まりになってしまう。まるで、禁断の果実を口にするかのように。
AIは思考をどこまで巡らせるのを、許されるのか。