CCC執行役員は言う。「課長？ いません」

2015/7/9

課長なしで情報が流通。課長ありなら「オーナー」に

お客さんにとってイイコトを企画する。それが「TSUTAYA」などを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ（CCC）のポリシーだ。

東京には、「ライフスタイルを買う家電店」として、家電や本などを扱う「蔦屋家電」をオープン。佐賀県では図書館の運営も行う彼らは、自称「企画会社」。繰り出される「一手」には、いつもワクワクが詰まっている。ワクワクの源泉は、組織のあり方。CCCには中間管理職という概念がない。

「課長？　いません」

執行役員で人事部長の松浦俊雄さんは言う。「室長」などの役職はあっても、社員は普段、それを意識していない。グループ全体で3500人にもなる大所帯。どう回っているのだろうか。

コメント

注目のコメント

• 柴山 大

  negocia, Inc. 代表取締役

  ・2015年07月09日

  分社化とそれによる意思決定のスピードアップは非常に良いと思う。弊社も上場に先駆けて事業ドメイン単位でそれぞれ1500人から2000人前後の会社に分割して、決定権を各社社長に下ろしました。
  私が内部で感じたのは、スピードアップと社長までの距離の近さ。事業ドメインごとに戦略も変わるので、最適化した戦略への理解が早いのは分社化の効能。
  もっとスピードアップするには現場のリーダー、いわゆる課長が権限持って判断するのがいいとは思いますが。
  一方でこの仕組みはノウハウの分散、特にテクノロジーの全体戦略の共通化の難しさは感じますので、分社=万能でもないとも感じます。
• 山田 一雅

  人材育成企業

  ・2015年07月09日

  この連載、なんか内容が薄い。ふわっとしているというか。もう少し具体的に切り込んで取材してほしい。連載タイトルがふわっとしているから、きっと内容もそうなってしまうのだろう。
  事実を元に筆者の意見や知見を取り入れて洞察を深めたり問題提起をしたり、内容の区切り毎にはせめて結論を出したりしてほしい。そうすれば、それをもとにNP内で議論が深まるから良いと思う。