イスラエルでガザ停戦のゼネスト 早期妥結訴え、政府に不満表明
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イスラエル国民のネタニヤフ首相に対する批判が強まる中、政権内では、ガラント国防相が、ネタニヤフ首相と極右の閣僚たちに対する批判の声を強めています。
ガザ停戦協議においてネタニヤフ首相は、エジプトとガザ地区の国境、いわゆる「フィラデルフィ回廊」にイスラエル軍の駐留を維持することを主張して、ハマスとの停戦協議が止まってしまっています。
イスラエルやモサド、それに停戦協議の代表たちは、この条件をつけたままではハマスとの停戦協議は困難だとして、この条件に固執するネタニヤフ氏を批判してきたのですが、ガラント国防相は、8月29日にイスラエルの安全保障内閣が、ネタニヤフ首相の提案を支持する決定を下したことをSNSで非難。ハマスが6人の人質を殺害したのはこの決定の直後だとして、首相や首相を支持する極右閣僚たちを非難したのです。
ガラント氏は、早期にハマスと停戦協定を結び、ガザから残りの人質を帰還させるよう声をあげていますが、ネタニヤフ首相も極右閣僚たちも聞く様子はありません。
国民がデモやゼネストを通じて不満を表明し、閣内からも反対の声が上がりますが、ネタニヤフ政権の意思決定にどこまで影響を与えることが出来るのか、結局はこのままずるずると戦争も暴力も続いていきそうです。