「ととのう」はずが…サウナ事故が近年倍増、消費者庁が警告 やけどや心臓発作は自己責任?
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サウナは脱水による消耗が激しいので、年齢を重ねるにつれて利用頻度が減りました。脱水はダメージなので利用は計画的にしないとマイナス効果が大きいです。
サウナーです。ついさっきいってきました。
見方によるのですが、車を運転する人が増えれば交通事故が増えて、スポーツをする人が増えればスポーツで怪我をする人も増えます。それが自然です。
でも、だから車は無くした方がよい、スポーツは体に良くない、ということにはなりません。それと同じことではないでしょうか?
もちろんそういった事故や健康被害がなるべく起きないようなガイドラインやルールづくりが必要ですし、明らかに悪影響の方が大きいというエビデンスが示されたら見直す必要もあるかと思います。いちおう専門範囲なのでご説明させてください。
サウナ後に心筋梗塞になる可能性として、元々動脈硬化(血管がプラスチックのように硬くなる。年齢とともに進行する)を生じていたと予想されます。それに輪をかけて脱水=血流量=血圧が著しく変化し、それに傷んだ血管が耐えられず、心筋梗塞や脳卒中を生じたと推測されます。
血管を園芸用ホースに例えると、新品なら問題なくとも、10年使って傷んだホースに、いきなり超高圧で水を流すと、弱い部分が膨張して最終的に破裂するイメージができるでしょうか?
ここまで説明しますと、サウナ自体に責任がないことはお分かりいただけると思います。動脈硬化を防ぎましょう。予防医学に興味を持ちましょう。