ギリシャ危機、金融メディアが語らない10のこと
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同意できるところとできないところがある。特に、「6.本当は、ギリシャのドラクマ再導入は極めて容易だ」については、まったくそう思わない。東欧のケースが挙げられているがまったく事情が異なる。いちばんの矛盾を指摘しよう。4.でギリシャは既に破局していると述べている。そう、その通りである。では、財政破綻した国が「通貨」だといって発行する貨幣が、「通貨」足り得るか?誰がどう考えても、それは紙くずでしかない。
注目のコメント
⑪ 何年も前から、ユーロの恩恵を一番受けたのはドイツだった。ユーロがなかったら、強い貨幣で貿易条件が難しく、迎え風があった。ユーロがあったので、ドイツに妥当でより弱い貨幣である「ユーロ」でドイツは貿易できたので、黒字をエンジョイしてきた。
以下のリンクで、Balaji Viswanathanさんのコメントと図は説得力あります。
http://www.quora.com/How-would-does-Germany-benefit-from-bailing-out-other-weak-eurozone-nations
http://www.nytimes.com/2011/04/23/business/global/23charts.html次は別のところで書いた持論です。MWさんと大綱同じですね。
契約に基づく借金を踏み倒したら、踏み倒した人は次の借金やその他信用を基盤にした取引ができなくなります。社会で借入人の踏み倒しが横行したら、貸した方が損をするので、誰も信用で取引しなくなります。これは結局本人にとっても社会全体にとっても損失です。
ギリシアがこれからも他国から一定の信用を得てファイナンスや交易による利益を得たいなら、緊縮財政にて既存の借金を極力返済する努力を行い、誠意を見せるしかありません。国際社会から完全に見捨てられて北朝鮮化しても良いのなら、勝手にしてください(でもそのときは、協調した他国連合により強烈なプレッシャーがかけられますけど)