印ロ、エネルギー分野の連携強化へ 原子力や石油精製で

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注目のコメント

• 真岡 朋光

  株式会社レゾナック・ホールディングス 取締役 常務執行役員 最高戦略責任者／最高リスク管理責任者

  ・2024年07月11日

  地政学状況の複雑化に伴って、親米同盟か親中同盟かというクリアカットで議論する風潮が強まっていますが、物事はそれほど単純ではないということを象徴する事例と言って良いでしょう。
  
  名目上は米国の同盟国であるインドと、昨今中国との協力関係を強めているロシアがいわば「生命線」とも言えるエネルギー分野での連携強化方向を公式に宣言している内容です。
  
  これを「したたか」とか「戦略的」とか表現することは簡単ですが、この背景には緻密な外交戦略と事務方の交渉があるものと推察します。
  
  日本は米国の同盟国でありながら経済的には中国への依存度が高く、単純ではない事情を抱えていますが、このようなしたたかさを以て外交を推進していただきたいと思いました。