JAXAの「1兆円基金」がスタート まずは最大3000億円の支援
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政府側、民間側、いまそれぞれの立場で必死でこの基金をどう使うかを議論しています。どの技術、分野にお金を投資するのかの議論もそうですが、制度設計についてもです。技術そのものの研究開発はもちろんですが、産業育成としては、技術が実際にプロダクトもしくはサービスとして展開されるところまで支援する必要があります。いわゆる死の谷を越えるための支援をどうすれば良いのか。企業側で努力するべきところを国で全部負担するというのは間違いですが、でも世界で戦えるものをつくっていくために支援が必要なときもあり。まだしばらく模索はつづきます。
ついに10年で1兆円の「宇宙戦略基金」がスタートしました。
米国は技術検証→研究開発→事業開発の三段階で中小企業(スタートアップ)を支援するSBI(中小企業技術革新)制度を展開することで、産業力の強化を実現しました。日本もこれに倣って、1999年から制度を展開していたものの、フェーズ制になっていないことから、検証→事業化までを一貫して支援することができていませんでした。
そこで令和4年(2022年)度から内閣府が省庁の取りまとめを行い、新たな中小企業イノベーション創出推進基金(SBIR制度)がスタートしました。
ここで宇宙分野に最大556億円が投じられることになりましたが、さらに大胆な支援策が展開されることになった上、JAXAも参画することになりました。
あとは人材育成・輩出の課題があると思いますが、そのあたりをどうしていくのか、興味深いところです。