アングル:中国で安売り店が躍進、近づく「日本型デフレ」の足音
AI要約
- 1中国の低価格帯の小売業者は積極的に価格を下げ、売上高を増加させているが、これが慢性的なデフレを引き起こす可能性がある
- 2低価格競争により商品の納入業者はコスト圧縮を強いられ、賃金が鈍化し、消費が抑制される可能性がある
- 3価格競争の結果、一部の企業は利益を上回り、競争力を維持する一方で、売上高が減少する企業もある
コメント
注目のコメント
欧米では中国の過剰生産(overcapacity)によるダンピングが行われているということが問題とされ、G7でもそれに対する対抗措置が議論されたが、そもそも中国では需要が縮み、デフレ状況にあることも、こうした過剰生産の背景にあるように思える。
中国はもともとあらゆる業界で無数のサプライヤーが激しい価格競争をくり広げている構図。競争によるコスト削減が競争力につながっていたわけですが、今に始まった話ではありません。
それが「問題」として浮上しているのは、安い商品を誰が買うのかという需要の問題が対処されていないからでしょう。